葛藤プログラマの一日

2006-09-09

VirtualServer2005R2 を入手。早速使ってみました。
今回は、.NET Framework3.0 を試用するために入れてみたのですが、用途は他にも色々あると思いました。

VirtualServer2005R2の用途
 (1)システムのインストールテスト、動作テスト
 (2)あまり使われない複数の物理サーバーを、VirtualServer を使って一つの物理サーバーに集約
 (3)通常使うOSをVirtualServerにしてしまうとか(^^;...マシン交換時の移行が楽!?
考えたら他にもいろいろありそう。64bitサーバーであれば、メモリも多く積めるので、複数のVirtualServerを1台の物理サーバーで運用することも現実的になるかもしれません。

VirtualServer2005R2の新機能「差分ディスク」
ところで、VirtualPC2004 の時には無かった「差分ディスク」は、VirtualServer の用途をさらに広げています。

  • 「差分ディスク」は、「親ディスク」の内容と分離して状態を保存します。
  • 「親ディスク」の内容は変更されない
  • 複数の「差分ディスク」を作成して、その都度、使い分けることも可能
  • 後から「親ディスク」に「差分ディスク」を統合できる
と、なかなか良いところだらけです。一つ難を言えば、ディスク容量が結構必要になるということでしょうか?けど、それはVirturlPC2004のときの「復元ディスク」も同じだから、問題にはならないか...

例えば、「親ディスク」にOSをインストール。それ以降に行う作業を「差分ディスク」で行うようにすれば、複数の作業環境を別々の「差分ディスク」に保存することができ、切り替えて使用することができます。
VirtualPC2004の時にあった「復元ディスク」は、「親ディスク」に1:1であったため、複数の状態を保持することができませんでしたが、「差分ディスク」は「親ディスク」と1:nなので、状態を幾つでも保存できるところが、根本的に違います。

「差分ディスク」の使用で迷った点
 「差分ディスク」を作った後に、「親ディスク」を間違って書き換えられないように、マニュアルに書いてあるとおりに、vhdファイルをReadOnlyに変更。システムを起動すると、「書き込みできない」旨のエラー。色々試したところ、バーチャルマシンで「親ディスク」から「差分ディスク」を使うように変更しなければいけないのでした。これって大事なことなのに、マニュアルに書いてない(TT)

VirtualPC2004と比べて不便になった点
 バーチャルマシンを起動しているマシンとクリップボードが共有されない。これは、かなり不便!